上海崇明島の水田でザリガニ養殖、循環型農業を目指す

エクスプロア上海
2007年12月4日

上海水産大学と上海灘塗生物資源開発研究所は、水田でザリガニを養殖して、農業との共生を目指す。
 現在、中国の水田では、化学肥料と農薬の濫用が進んでいて、食物連鎖の崩壊が問題となっている。そこで、水田にザリガニを放し、ザリガニ用の飼料を与えて、微生物の力で水質を改善しようというもの。
 さらにザリガニの糞は有機肥料として使われる。そのほか水田には、このほかに上海蟹や田ウナギ、スッポンなども放して、水田の生物の多様化を目指す。ザリガニは中国でも食用されるため、稲の収穫とともに、一石二鳥というわけだ。



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