宝石のような青 変異?のザリガニ展示 おたる水族館
2008 年 5 月 28 日



 おたる水族館で27日、全身が青いニホンザリガニの展示が始まった。ニホンザリガニは環境省の絶滅危惧(きぐ)種に指定されており、水族館は「希少生物への関心が高まれば」と期待している。

 ニホンザリガニは道内と東北3県に生息する日本固有種。体長5?6センチで、褐色。青い個体は数カ所でしか報告例がなく、原因は「遺伝」「動物性タンパク質の餌による変異」の2説が有力視されているが、詳細は不明。近年、存在が知られるようになり、生息地が荒らされ始めたのを心配した道内の保護グループから水族館が8匹を預かり、うち4匹を展示するとともに繁殖にも取り組む。

 オショロコマなどを紹介する「守りたい北海道の自然」コーナーに展示されたザリガニは、目の覚めるようなるり色。観光客は「初めて見た。本当に宝石みたい」と歓声を上げていた。



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