アメリカザリガニ- 食べて田んぼを守ろう 来月2日、大崎で試食会


2009 年 7 月 28 日
毎日新聞


大崎市田尻大貫の住民有志で組織する「アメリカザリガニを食べて減らす会」は8月2日午前11時から、同所の私設ビオトープ園「メダカの郷」で試食会を開く。

 袋網を田んぼ周りの用水路に仕掛けて1000匹余りのザリガニを捕獲し、大型は半割りにしてバター焼き、中型以下はゆでたり、空揚げにする。

 同地区では近年、農薬の弱毒化などでザリガニの増勢が甚だしく田のあぜに穴を開けて水漏れの原因を作ったり、田植えしたての苗の根を切ったりする被害が絶えず、約2年前に同会を発足させた。試食会は今年で3回目。

 過去2回とも、米国在住中に食べた味が忘れられないなどと、仙台方面からも含め100人前後が参加。食べる会事務局を兼ねる同園主宰者の高橋孝憲さん(61)は「ザリガニは“田園のロブスター”。自然が育てた風味とプリプリした食感を楽しんで」と話す。参加費は1家族何人でも300円。定員は100人前後。問い合わせはメダカの郷(0229・39・2857)。


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