鳥羽水族館に33度目の繁殖賞 マロンロブスターとサンゴの一種で功績

2009 年 9 月 8 日
読売新聞

繁殖賞を受賞したマロンロブスター

 鳥羽市の鳥羽水族館が、ザリガの仲間「マロンロブスター」と、サンゴの一種「アクロポラ・カロリニアーナ」1群体の繁殖に成功し、日本動物園水族館協会の繁殖賞を受賞した。同館の受賞は、1979年のスナメリに始まり、今回で計33回目となる。

 繁殖賞は、国内で初めて飼育動物の繁殖に成功し、生後6か月以上生存したケースを対象にしている。

 マロンロブスターは、オーストラリア南西部に分布。同館では2007年9月に孵化(ふか)した約40匹のうち、1匹が今年6月まで生存した。現在、昨年7月に生まれた個体を飼育展示している。

 アクロポラ・カロリニアーナは、インドネシア周辺の海域を中心に分布する造礁サンゴの一種。国内では小笠原諸島周辺での分布が確認されている。群体は枝が放射状に、横に張り出しながら成長する。



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