28日朝、宇都宮市西川田町の西川田川で、大量のザリガニが死んでいるのを近くの男性が見付け、同市河川課に連絡した。駆け付けた市職員6人が1・8キロにわたり調べ、水深10〜30センチほどの川底で、死んだり弱ったりしたザリガニ約700匹を回収した。職員は、水質の簡易テストも行ったが、シアンや六価クロムなどの有害物質は検出されなかった。水質もほぼ中性で、特に異常はなかったという。また大量死したのもザリガニだけで、魚類は元気に泳いでいたという。
原因を調べるため、市環境保全課は採取した水を市の衛生環境試験場で再分析する。河川課も回収したザリガニを、県水産試験場に持ち込み検査する予定。