滋賀県東近江市役所の玄関に、背やはさみ、足、触角などが青みを帯びたアメリカザリガニ2匹が展示され、訪れる人たちの関心を集めている=写真。
いずれも体長約8センチで、専門家によると、カニなどの甲殻類に時折みられる現象。生息地の環境や餌の影響でカロチンが不足すると、赤い色素が抜け落ちて青くなるという。
同市八日市清水の筏(いかだ)川で18日朝、川の生物の調査をしていた市民グループのメンバーらが見つけた。興味深そうに水槽を見つめる児童に、お母さんは「ザリガニさんも、夏休みの宿題がたまって青ざめてるのかな」。