ニホンザリガニは道内と東北3県に生息する日本固有種。体長5?6センチで、褐色。青い個体は数カ所でしか報告例がなく、原因は「遺伝」「動物性タンパク質の餌による変異」の2説が有力視されているが、詳細は不明。近年、存在が知られるようになり、生息地が荒らされ始めたのを心配した道内の保護グループから水族館が8匹を預かり、うち4匹を展示するとともに繁殖にも取り組む。
オショロコマなどを紹介する「守りたい北海道の自然」コーナーに展示されたザリガニは、目の覚めるようなるり色。観光客は「初めて見た。本当に宝石みたい」と歓声を上げていた。