豪生息のザリガニ繁殖成功
2008年11月17日
繁殖に成功したマロンロブスター。赤くて体長は約1センチ=鳥羽水族館提供
マロンロブスターの成体。青くて体長は約25センチ=同
鳥羽市の鳥羽水族館は、オーストラリア南西部に生息するザリガニのマロンロブスターの繁殖に、国内で初めて成功した。元気に成長している25匹のうち5匹を公開している。
同水族館によると、9月下旬に孵化(ふか)し、10月1日に30〜40匹が歩き始めた。25匹が順調に育ち、体長1センチほどになった。水質や水温に敏感なため飼育は難しく、オーストラリアから水を取り寄せ水質を分析するなどして、1年以上の飼育と繁殖に成功した。
飼育担当の芦刈治将さん(32)は「繁殖に成功するまでに8年を費やした。今度は、今回生まれた2世から3世が誕生するのをめざしたい」と話している。
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