北欧では盛んに食べられているザリガニ。日本でも調理できる?

2012年8月9日
日刊スポーツ

 大手家具販売店のIKEAが、8月24日から8月31日にかけて各店舗のレストランで「ザリガニパーティー」を実施する。このイベントは毎年8月後半に開催されているもので、文字通りザリガニ料理が振る舞われる。人気は上々のようで、すでに港北、船橋、新三郷、神戸、鶴浜店では先着100名のチケットが完売しているほど。キッズプレートやデザートも用意されているとあって、子どもや女性客からも高い人気を得ているようだ。

 ところでこのザリガニ、フランス料理によく登場し、西洋各国や中国などでもメジャーな食材であるが、日本の食卓ではあまり見かけない。その理由は、ザリガニに代わる海老や蟹が豊富に獲れる日本の漁業環境と、調理の際の泥抜きの面倒さにあるようだ。

 しかし、慣れ親しんだ食材ではないとはいえ、ザリガニの味は海老にも匹敵するほどの旨さがあるという。このまま食べないで過ごすのは少々もったいないのではないだろうか。そこでここでは、国立青少年教育振興機構のホームページから、ザリガニの調理方法についてご紹介する。

【事前にしておくこと】
1、きれいな水で3日ほど泳がしておく(泥抜きのため、特に餌をやる必要なし)。
2、何故ザリガニがいるのか、周囲(家族等)の理解を得ておくこと。

【調理方法1-塩焼き-】
1、伊勢エビのように、縦に真っ二つにします。
2、塩、コショウで味付けします。
3、金網に載せ、炭火でじっくり焼きます。
感想:普通のエビの塩焼きといったところです。尾の部分とはさみの部分が美味しいです。

【調理方法2-塩ゆで-】
1、ボウルに入れ日本酒を多めにかけます。※におい消しのため
2、濃いめの食塩水を沸騰させ、日本酒とともにザリガニを入れゆであげます。
3、ゆであがったら皿にのせ、できあがりです。
感想:ゆでると赤くなり、一見ロブスターにも見えます。味・見た目とも抜群です。尾・はさみ・エビみその部分がおすすめです。

 食用にする場合、小川で捕まえたザリガニでも、泥抜きなどの下ごしらえをすれば安全だが、不安を感じるなら養殖されたザリガニを購入するのも手だ。いずれにしても、しっかりと火を通すことが重要なので、調理の際は気をつけたいところだ。



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