◇国内の生態系に被害及ぶおそれ 国内の生態系に影響を及ぼすおそれのある外来種のカエルを不正に輸入した疑いがあるとして警視庁生活環境課は27日、町田市のペットショップと港区の水産会社を特定外来生物法違反容疑で家宅捜索した。 輸入されていたのは東南アジア原産のヘリグロヒキガエル=写真。生態系等に被害を及ぼすおそれがある「未判定外来生物」とされる。環境省に無届けで、59匹を昨年11月、インドネシアから空輸した疑いが持たれている。 ヌマガエルを装って輸入しており、水産会社が荷受け人となり、ペットショップがインターネットオークションに出品した。昨年12月、財団法人「自然環境研究センター」職員が気づき通報した。ペットショップは「1匹800〜3700円で販売予定だった」と話しているという。【曽田拓】
3月28日朝刊
|