脱皮
脱皮の間、ザリガニの活動は低下し、隠れ家にこもりがちになります。活動は不活発で甲羅は汚れたように見えますが、この生態と甲羅の色落ちは異常ではありません。その間は、ザリガニを捕まえたり、無理に動かしたりしてはいけません。ザリガニは古い甲羅を脱ぐ用意をしているのです。古い甲羅の下に新しくてまだ柔らかい甲羅があり、これが拡張することによりザリガニは成長するのです。脱皮後は脱ぎ捨てられた甲羅が残ります。脱皮が行われると新しい甲羅は短時間で硬化します。脱皮後、活動は普段より活発となり、食欲も高まります。新しい甲羅が形成される過程で、ザリガニにはカルシウムが供給されることが必要となります。カルシウムの供給源として、貝殻、珊瑚礁、石灰岩が適しています。これらを投入しておくことにより、水槽内のpHを維持するのにも役立ちます。
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