ヤビー (ウエスタン・オーストラリア州に2種類) Cherax albidus
and C. destructor
ヤビーは、元々、ニュー・サウスウェルズ州、ビクトリア州、サウス・オーストラリア州の在来種で、ウエスタン・オーストラリア州には1932年に導入された。ヤビーは、今やサウス・ウエストの川や灌漑用水池の随所に見られる。
ヤビーは、マロンやクーナックと比べれば小型であり、13センチを超える個体はあまりない。頭部には4筋の突起があり、そのうち2つは目立つ。額角は短くトゲはない。腕の内側には、毛がビッシリと生えており、これは他の種には見られない特徴である。ヤビーの体色は、ベージュ、こげ茶色から、黒まである。鑑賞魚用としてブルーのものもある。
ヤビーは、繁殖が早く、ザリガニの病気のキャリアーにもなりうることから、マロン業界にとっては脅威となっている。在来種を保護するには、ヤビーを川、湖、池などに放さず、ヤビーを生き餌として使用せず、また、一度捕獲したら最後まで飼うことである。
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