マロンは、他の淡水ザリガニ種と同様、雑食性でデトリタス(腐植)をもととした食物連鎖を利用している。(モロニー1993年論文)
水槽飼育下で自然食を代替しマロンの栄養となるような完璧な配合飼料がまだ開発されていない。このため、現在のところ集約(インテンシブ)水槽での養殖の成功には、限度がある。(モリシー1984年論文、ジュシラ&エバンス1996年論文)
商業池では、ザリガニ用配合飼料と自然餌の両方に依存している。マロンの池に投餌される配合飼料は、マロンに直接食されているほか、食物連鎖にも寄与している。餌の量不足と投餌回数の不足は、多くの池で生産量低下をもたらすが、餌のやりすぎも溶存酸素量を低下させる。マロンは栄養の主要部分を池の微生物から得ているので、新しい池では、古い池と同じ最大生産量を生み出すのに3年かかる。一般に、健康なマロンの成長率は、投餌量と飼育密度に大きく依存する。(モリシー他1995年b論文)